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日頃から気象庁ホームページを利用しよう

2018.11.30

防災に関心のある人にとっては、気象庁のホームページは頻繁に訪問して更新情報を確認するサイトのひとつになっているのではないだろうか。最新の気象情報をリアルタイムに入手することができるから、防災に限らず、ビジネスや行楽などの目的で訪れる人も少なくないはずだ。

多くの人が日常的に利用する気象庁ホームページがこのほど、リニューアルされた。スマートフォン用トップページが新設されるなど、より使いやすくなった。

PC版のトップページが使いやすくリニューアル

10月17日、気象庁ホームページのトップページがリニューアルされた。気象庁の説明によると、リニューアルのポイントは大きく2点ある。

ひとつは、PC版のトップページのメニューが、これまでの文字主体から画像主体のものに変更されて視覚的にわかりやすくなったこと。

具体的には、トップページに「天気」「大雨・台風」「地震・火山」「地図から選択」の4つの大きなタブが設置され、各タブから知りたい情報に簡単にアクセスできるようになった。

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ここで例えば、「天気」タブを選ぶと、「天気予報」「アメダス」「雨の様子(雨雲の動き/今後の雨)」「天気図」という4つの情報へのリンクが、それぞれ画像を使ったメニューとして表示される。各画像をクリックすれば、すぐに目的の各情報ページにアクセスできる。

同じように、「大雨・台風」のタブを選べば、「大雨·洪水警報の危険度分布」「気象警報·注意報」「雨の様子(雨雲の動き ⁄ 今後の雨)」「台風情報」の4つの情報へのリンクが画像メニューとして表示される。

大きな画像そのものがメニューであるため、これまでの文字だけのリンクよりも直感的な操作が可能になった。何よりトップページ全体がシンプルになったので、初めて利用する人でもあれこれ迷わずに利用できそうだ。

スマホ用トップページを新設

リニューアルのポイントのふたつ目は、スマートフォン用トップページを新たに設けたことだ。

スマホで気象庁のホームページにアクセスすると、自動的にスマホ用に最適化されたトップページが表示されるようになった。PC版のトップページ同様、「天気」「大雨・台風」「地震・火山」「地図から選択」の4つのタブが大きく表示され、こちらも大変わかりやすい。

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4つのメニューの下には、「浸水害」や「洪水」の危険度を示す「危険度分布」ページにリンクするバナーも設置されている。危険度分布のページでは、大雨時の浸水害や河川のはん濫の危険度がどの程度高まっているのかについて、最新の予測を確認することができる。

もちろん、スマホの位置情報を自動的に取得して、自分の現在いる場所の危険度を示すことも簡単だ。スマホさえあれば、どこにいてもすぐに必要な情報を調べることができるということだ。

防災学習のための教材を揃えたポータルサイトを開設

気象庁のホームページでは、危険度分布といった緊急性の高い情報を得られるだけではない。防災に関するさまざまな知識を身につけることもできる。気象庁は、こうした防災学習に役立つコンテンツの充実にも努めている。

気象庁ホームページ内に11月21日、防災教育に使える副教材・副読本のポータルサイトがお目見えした。同ポータルでは、幼稚園児・保育園児向けの絵本や高校生向けのワークシートなど、防災学習に役立つ教材が集められている。その数は現段階で115種類。気象庁が作成したパンフレット等に加え、都道府県や政令市の教育委員会、日本赤十字社や日本損害保険協会が作成した教材もある。

これらの教材は、「対象年齢別」「現象別」「形態別(カルタ、絵本等)」「作成者別」に分類され、学習する対象者や目的に応じて選ぶことができるようになっている。学校の課外授業等だけでなく家庭や地域で、子供だけでなく防災を学びたい大人も活用することができるだろう。興味がある人はぜひ、同ポータルを訪れて紹介されている教材を確認してみよう。

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気象庁ホームページは今年で開設22年

気象庁ホームページが開設されたのは、日本の「インターネット元年」とされる1995年の翌年、1996(平成8)年7月のことだ。開設してから丸22年が経過した。

『気象庁ガイドブック2018』によると、開設当初は一般的な行政情報や気象の知識などを掲載するのみだったが、2002(平成14)年8月からは天気予報や気象警報・注意報、地震、津波、火山などの防災気象情報の提供を開始、前述した浸水害や洪水の危険度を予測する「危険度分布」は昨年の7月から提供している。

気象庁の沿革から、気象庁が発表する天気予報が各メディアに登場した年を並べてみた。1884(明治17)年に始まった天気予報が新聞に掲載されるようになったのは40年後の1924(昭和13)年、ラジオで放送されるようになったのはその翌年の1925(昭和14)年。テレビでの放送は第二次世界大戦後の1953(昭和28)年のことだ。

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ガイドブックは、気象庁ホームページについて、「日頃から防災情報の取得に有効に活用されており、特に、台風が接近している時などはアクセス数が増加し、1日で5,000万ページビューを超えることもある」と述べている。

気象庁ホームページは、今後もどんどん便利になり、利用しやすくなっていくだろう。防災を始めるのに何から手を着ければよいのかわからないという人は、まずは天気予報等に関心をもって気象庁のホームページを積極的に利用することから始めてみてはどうだろうか。そうした何気ない習慣こそが、災害に日頃から備える具体的な防災対策そのものであることは間違いない。