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南海トラフ巨大地震・首都直下地震のCG映像が公開される

2016.09.30

南海トラフ巨大地震と首都直下地震の被害をリアルなコンピュータ・グラフィックス(CG)で描いた映像資料が登場した。大規模地震に対する国民の理解と備えを促すことを目的に内閣府が作成、28日からネット上で公開されている。

リアルなシミュレーション映像で怖さを実感

内閣府が作成したのは、今後30年以内の発生確率が70%程度と予測されている「南海トラフ巨大地震編」「首都直下地震編」の2本の映像資料。

いずれも「オープニング編」「シミュレーション編」「被害の特徴解説編」「被害想定の全体像編」「対策編」という構成で、南海トラフ巨大地震編は17分、首都直下地震編は13分の映像となっている。

注目すべきはコンピュータ・グラフィックを駆使して描いた地震被害のリアルな映像だ。

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市街地を襲う南海トラフ巨大地震の津波や

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木造住宅密集地域で多発する首都直下地震の火災などは、まるで「現場からの中継」を見ているかのような迫力だ。

地震に関する基本的な知識を再確認することもできる

もちろん、迫真のコンピュータ・グラフィックを用いて、地震の恐ろしさを訴えるだけが目的ではない。

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プレートが動くことにより地震や津波が発生するといった地震のメカニズムに関する説明がある。

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南海トラフや関東地方の過去の地震の発生履歴なども解説されており、地震に関する基本的な知識を身につけることもできる。

映像資料を活用し、必ず来る「その時」に備えよう

映像資料ではこのほか、南海トラフ巨大地震や首都直下地震が発生した際にはどの程度の被害が想定されているのか、どのように行動すれば被害を軽減できるのかについても詳しく説明している。

内閣府は、「南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの大規模災害に備えるためには、行政機関のみならず、民間事業者や国民一人ひとりの取り組みが不可欠です。 内閣府では、これらの大規模地震の被害想定と対策について関係者の理解を深め、自助・共助の取り組みを促進すベく映像資料を作成しました。各種訓練や啓発活動等にご活用ください」と呼びかけている。

大規模地震はいつ発生するかわからない。明日かもしれないし、30年後かもしれないが、将来必ず発生する。

地震の発生を防ぐことはできない。しかし、正しい知識に基づいて日頃から正しく備え、発災時に正しく行動することができれば、被害は軽減することができる。

映像資料は、「TEAM防災ジャパン」のサイトでストリーミング版を視聴できるほか、ダウンロードも可能だ。

日本に住むすべての人にこの映像資料を視聴してほしい。ネット上に公開されているから、何度も繰り返して確認することができる。家族など大切な人と一緒に視聴し、必ず来る「その時」を想像しよう。