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教育施設の防災、安全、エコを強化! 長期間使えばコスト面でも有利な窓ガラス―日本フクソーガラス株式会社

2010.02.27

リフォームペアペンSCHOOL

残念なことに、ハイチ大地震、スマトラ島沖地震、四川大地震と、世界的に大きな地震被害が後を絶たない。2006年8月に日本で起きた「岩手・宮城内陸地震」を覚えている方も多いだろう。阪神・淡路大震災以降、日本各地で地震対策への取り組みが見直されているが、学校や幼稚園といった教育機関も、そのひとつである。2009年6月に文部科学省は学校の耐震化等を推奨する「スクール・ニューディール」構想を提唱しており、特に窓ガラスの防災対策は重要視されている。

防災、安全、エコを網羅した「複層ガラス」

「多くの生徒のためにも、1枚の単板ガラスから、防災機能を備えた窓ガラスに切り替えたい。でも、予算がない......」。そんな学校関係者に知っていただきたい窓ガラスが、 日本フクソーガラス株式会社が開発した"防災""安全""エコ"の3点を網羅した複層ガラス「リフォームペアペンSCHOOL」だ。

複層ガラスとは2枚のガラスを使い、中に空気層を設け、断熱性や防災機能などを強化するガラスのことだが、既存の単板ガラスを複層ガラスに取り替えるとなると、かなりのコストがかかってしまう。

しかし、「リフォームペアペンSCHOOL」はコスト面も考慮した、新しい複層ガラスだ。取り付け時間は窓ガラス1枚あたりおよそ10分。既存の窓ガラスを外し、複層ガラスを既存のサッシに取り付けるだけ。外側は窓ガラスに防災性のある特殊フィルムをはった「防災ガラス」、内側には割れても砕け落ちない「強化ガラス」、という構造だ。これで災害時でも外側の「防災ガラス」は、飛散・脱落することはないし、特殊フィルムには断熱効果もあるので、冷暖房費の削減にもつながる。また内側は一般的な窓ガラスに比べて5倍もの強度がある「強化ガラス」なので、たとえ生徒や物が窓ガラスにぶつかっても、砕け落ちる心配はないというわけだ。


断熱効果の実験の模様。熱を感知すると、箱の外に置かれた装置の羽が回転する。
普通の窓ガラスの場合、羽が勢いよく回転したが(右側)、
断熱効果が高い「リフォームペアペンSCHOOL」では、羽がまったく動かなかった

窓ガラスと特殊フィルムの合わせ技

「特殊フィルムをガラスの外面ではなく内側の空気層側からはっているのが最大の特徴です」と語るのは、商品担当の岡本武士さん。通常、窓ガラスにはる特殊フィルムは窓ガラスの外側にはられる。しかし、その場合、特殊フィルムは雨、風等の外気にさらされるので、劣化や変色を起こし、3年もすれば剥がれてしまい、はり替えなくてはならない。その分、コストもかかる。

「リフォームペアペンSCHOOL」には、国内で同社が唯一取り入れているホットメルトブチル製法()を用いており、中の空気層側からはられた特殊フィルムは外気の影響を受けることなく、2枚の窓ガラスで密閉されているので水蒸気も入らず、特殊フィルムが劣化する恐れがほとんどない。さらに製造段階で、PRTR法(化学物質排出把握管理促進法)対象の有害物質は一切排出しないという。

ホットメルトブチル製法・・・環境配慮型物質を使い、水蒸気を通さないように、2枚のガラスの接着状態を保ち、空気層内部の乾燥状態を維持する製法。

「じつはこの商品の初期モデル、23年前に販売されていたんです」と、同じく商品担当の大利康裕さん。実際に23年前に取り付けた初期モデルの品質を同社で調査したところ、内部結露もせず、フィルムの劣化もまったくなかったということだ。

2008年11月に発売された「リフォームペアペンSCHOOL」がはじめて取り付けられたのは、岩手県遠野市のとある小学校。じつはこの小学校は「岩手・宮城内陸地震」で被害を受けた幼稚園の近隣。学校関係者はすさまじい地震被害に危機感を覚え、いち早く校内の2教室分に「リフォームペアペンSCHOOL」が導入されたのである。

今年4月には、同じく遠野市に新築される「綾織小学校」の多目的ホールにも「リフォームペアペンSCHOOL」が取り入れられる予定だ。

「校内の窓ガラスはすべて取り替えてほしいのですが、各学校にも予算の都合があると思います。だから、せめて必要なところだけでもガラスを取り替えてほしいんです。例えば、体育館。体育館は災害時の避難場所になっています。災害時に、避難者が体育館に集まった際、窓ガラスが割れてケガをするといった二次災害を起こしかねないんです」(先出・岡本さん)。製品コストは普通の複層ガラスに比べ約3倍だが、取り付け費用は約3分の一。さらに断熱効果で冷暖房の光熱費を大幅に削減できるので、導入コストは10年から15年で回収できる。ガラスも特殊フィルムも10年保証つきだ。


日本フクソーガラス株式会社
商品担当の岡本武士エリアマーネージャー(左)と
大利康裕エリアマーネージャー(右)

日本の窓を本気で良くする!

日本フクソーガラス株式会社は一年を通じて寒暖の差が激しい北海道に本社を構える。36年前に日本ではじめて複層ガラスを製造した老舗中の老舗。単板ガラスをいかに複層ガラスに交換していくかを試行錯誤し、営業活動を展開してきている。現在では寒冷地域で培った複層ガラスのノウハウと知識を生かした事業展開で、北海道のみならず、岩手、仙台、福島、東京と販売拠点を広げている。また、本社を構える恵庭市に隣接する夕張市にある「夕張医療センター」へ、断熱性の高い複層ガラスを寄贈したり、「エコ」や「省エネ」といった商品開発・事業活動が評価されて、「北国の省エネ・新エネ大賞」(2010年1月・主催:経済産業省北海道経済産業局)の普及拡大部門に選ばれたりと、複層ガラスを通じた社会貢献活動も目覚ましい。同社のスローガンは「日本の窓を本気で良くする」。いつまでもこのスローガンを掲げていてほしいものだ。そして、いつしか"日本"だけではなく"世界の窓"も替えていただきたい。

日本フクソーガラス株式会社
  • 〒061-1412 北海道恵庭市白樺町4丁目2番1号
    電話 0123-33-5101
    ファックス 0123-33-8829
  • http://www.nichifuku.com/
リフォームペアペンSCHOOL