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緊急地震速報を活用した地震対策
(3)直前~地震発生の危険回避方法

2011.04.15

強い揺れがくる数秒~数十秒前に緊急地震速報が放送されたら、周囲の状況に応じて、あわてずに、まず身の安全を確保することを最優先に行動します。
とっさの状況判断ができるように、それぞれの場所での適正行動を再確認しましょう。

屋内にいるとき屋外にいるとき乗り物に乗っているとき

屋内にいるとき

自宅では

頭を保護し丈夫な机の下などに隠れる。あわてて外に飛び出さない。

料理中
  • すぐに火を消せるときは、火を消す。ガスの元栓も閉める。
  • 大きな揺れの場合は、身を守ることを最優先に。大揺れを感知すると自動的にガスの供給を遮断するガスマイコンメーターの設置が進んでいるので、決して無理をしないこと。
  • 台所には食器棚や冷蔵庫、コンロ上の鍋など、危険がいっぱい。なるべく早く台所から離れ、柱が多く壁に囲まれた部屋へ避難する。
寝ているとき
  • ふとんやまくらで頭を守り、ベッドやテーブルの下など、家具が倒れてこないところに身をふせる。
  • 暗やみでは室内の様子がわかりにくいので、ふだんからまくら元に懐中電灯や携帯ラジオ、スリッパなどの用意を。
集合住宅では
  • 机の下などに隠れて身の安全を確保する。余裕があれば、ドアや窓を開けて、逃げ道を確保する。
  • エレベーターは絶対に使わないこと。階段を使って避難する。
  • 玄関から避難できないときには、避難ばしごやロープを利用してベランダから脱出する。

外出先では

係員や上司・先生などの指示に従う。落ち着いて行動し、あわてて出口に走り出さない。

学校・職場
  • すぐ机の下にもぐり、机の脚をしっかりと持つ。
  • 窓際や本棚、ロッカーなどから離れ、安全な場所に移動する。
  • パニックにならないように、落ち着いて先生や上司の指示に従う。
デパート・スーパー
  • かばんや手荷物などで頭を保護しながら、ショーウインドーや商品棚などから離れ、柱や壁際に身を寄せる。
  • 店員の指示に従って、落ち着いて行動する。あわてて出口に殺到すると、パニックになることがあり危険。
劇場・ホール
  • 座席の間にうずくまり、かばんや衣類で落下物から頭を守る。
  • 頭上に大きな照明などがあるときは、その場から移動を。
  • 閉ざされた空間ではパニックにおちいりがち。あわてず、係員の指示に従う。
飲食店
  • テーブルなどの下にもぐり、かばんや衣類で頭を保護する。
  • 窓際の席にいるときは、ガラスの破片が飛び散る危険性があるので、中央か出口付近へ移動する。
  • 鍋や焼肉などテーブルの上で火を使っている場合は、すみやかに火を消す。
エレベーターの中
  • 地震時管制装置がついているエレベーターは自動的に最寄りの階に止まるので、停止した階で降りる。装置がついていない場合は、すべての階のボタンを押し、停止した階で降りる。
  • 閉じ込められても天井などから無理に脱出せず、非常ボタンやインターホンで連絡をとり、救出を待つ。
地下街
  • 地下街は比較的安全だといわれている。大きな柱や壁に身を寄せ、揺れがおさまるのを待つ。
  • 火災が発生したら、ハンカチなどで鼻と口をおおい、壁づたいに体を低くして地上に避難する。
  • 地下街には約60メートルおきに出口があるので、落ち着いて行動する。
外へ逃げる前に
外へ出るときは、まず乳幼児や病人・高齢者など災害時要援護者の安全を確保し、かわらやガラスなどの落下物に注意しながらあわてずに行動しましょう。また、家の中でも外でも、はだしで歩き回らないように。われたガラスの破片などでけがをする危険があります。

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屋外にいるとき

歩いているとき

ブロック塀などの倒壊に注意。看板やわれたガラスの落下に注意し、ビルのそばから離れる。

繁華街
  • ガラスや看板、ネオンサインなどのある場所から離れ、広場などへ逃げる。
  • 建物や塀、電柱などから離れる。自動販売機の転倒にも注意を。
住宅地
  • ブロック塀や石壁、門柱から離れる。倒壊の危険性がある。
  • 屋根がわらなども落下する危険があるので注意する。
橋・歩道橋の上
  • 振り落とされないように、手すりやさくにしっかりつかまる。
  • 橋は倒壊する危険性がある。揺れがおさまったら、即座にその場を離れる。

こんなところでは

落下物やがけ崩れなどに注意。

海岸・がけ付近
  • すみやかに安全な場所に避難する。海岸では、高台や津波避難ビルへ避難し、津波情報をよく聞く。注意報・警報が解除されるまでは、絶対に低地や海岸へ近づかない。
  • がけ付近では、すぐにがけから離れる。周囲の状況をよく確認して、土砂崩れやがけの崩落の危険がない場所まで避難する。
駅のホーム
  • 倒壊や落下の恐れがある時刻表示板や自動販売機などから離れ、柱につかまったりうずくまって頭を守る。
  • 改札口に殺到するとパニックになりがち。落ち着いて、駅員の指示や構内アナウンスに従う。
野球場・競技場
  • 比較的安全な場所なので、あわてないように。出口へ殺到すると将棋倒しなどに巻き込まれる危険性がある。
  • 出口よりも、グラウンドの中央付近に逃げるほうが安全な場合もある。
  • 子ども連れの場合は、はぐれないように抱き上げるか手をしっかりと握る。

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乗り物に乗っているとき

自動車に乗っているとき

あわててブレーキをかけない。ハザードランプを点灯させ、揺れを感じたらゆっくり停止。

車の運転中
  • 急ブレーキは大事故の原因になる。ハンドルをしっかりと握り、ハザードランプを点灯させながら徐々にスピードを落とし、道路の左側に停車してエンジンを切る。
  • 揺れがおさまるまで車外には出ず、カーラジオなどで情報を収集する。
  • 車を離れるときは、車検証などの貴重品を持って窓を閉める。緊急時に移動させることがあるので、キーをつけたままにし、ドアロックもしない。

電車・バスに乗っているとき

つり革・手すりなどにしっかりつかまる。

電車に
乗っているとき
  • 電車は揺れを感じると、自動的に停車する。網棚からの落下物に注意し、つり革や手すりにしっかりつかまる。
  • 座っているときは、かばんなどで頭を保護しながら、上体を前かがみにして足をふんばる。
  • 勝手に車外に出ず、係員の指示に従って行動する。
地下鉄に
乗っているとき
  • 地下鉄は比較的安全だといわれている。むやみに線路に降りると高圧電流によって感電する恐れがあるので、落ち着いて係員の指示を待つ。
  • 揺れを感じたら、つり革や手すりにつかまって、転倒しないように注意する。
新幹線に
乗っているとき
  • 新幹線は、地震を感知して走行をとめる際、停車による大きな衝撃を受ける。瞬時に前かがみになって、落下物から頭を守る。
  • 通路に立っているときは、放り出されないように座席のひじかけをしっかりつかむか、しゃがみこんで座席にしがみつく。
バスに
乗っているとき
  • 座っている場合は前かがみになって、前の座席の背もたれをしっかりつかむ。
  • 立っている場合は、つり革やシートのひじかけをしっかり握るか、しゃがみこんで座席の脚にしがみつく。
  • 揺れがおさまってもあわてて外に飛び出さず、運転手の指示に従う。車外へ避難するときはほかの車に注意する。
避難は徒歩で
地震が発生した場合には、消防車や救急車、物資輸送車などの緊急車両の通行を確保することが大切です。みんなが車を使って避難すると、緊急車両や避難する人たちのじゃまになり、混乱を大きくしてしまいます。山間部など、どうしても車で避難しなければならない場合を除いて、徒歩で避難するようにしましょう。

次は「地震発生後の避難行動」を再確認しましょう。

(4)地震発生後の避難行動」に続く