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津波から身を守る方法

2011.03.18

津波の特徴を理解し、津波から身を守る方法を再確認しましょう。

津波の特徴

深い海ではジェット機なみの猛スピード

津波の速さは海の深さに関係します。太平洋の4,000mの深海では時速720kmにもなり、ジェット機なみの速さ。海底が浅くなるにつれ速度は弱まり、深さ10mの海岸近くでは時速約36km、短距離ランナーが全速力で走る程度のスピードになります。

2波、3波と繰り返す

津波は2波、3波と何度も繰り返し来襲します。必ずしも第1波が最大であるとは限らないので、津波警報が解除されるまでは決して海岸に近づいてはいけません。

波高が想像以上の高さになることも

波高(津波の高さ)は海岸の地形などに大きく左右されます。水深が浅くなるにつれ、波高は高くなり、三陸海岸や紀伊半島のリアス式海岸に多いV字湾などでは津波のエネルギーが湾の奥に集中して20m~30mの高さになることも。また1983年の日本海中部地震では、遠浅の海岸でもところによって6~7mの波高になったといいます。

沖合いでは津波を感じない

沖合いでの津波の波長(波の山から次の山までの長さ)は非常に長く、10~100kmにもなるので波として認識できないほどです。このため、津波到達まで時間的な余裕がある場合、港に係留している漁船などを沖合いに出せば、津波の被害を回避することができます。

津波から身を守るには、とにかく避難

押し寄せる津波からわが身を守るには、避難する以外に方法はありません。ことは1分1秒を争います。どのような場合に避難すればよいのか知っておくことはもちろん、いざというときに本当にしっかりした避難行動が取れるのか下記を参考に考えてみてください。

津波からの避難、4つのポイント

1.地震の揺れの程度で自己判断しない
揺れがそれほどでなくても津波が起きるケースは、過去にもしばしばありました。1896年の明治三陸地震津波では、沿岸で震度3程度だったにもかかわらず、大津波が押し寄せています。津波の危険地域では小さい揺れでも、揺れを感じなくても、まずは避難を最優先すべきです。

2.「津波がない」という俗説を信ずるな
1983年の日本海中部地震では、秋田県で海浜に遠足に来ていた小学生らが津波にさらわれるなどの被害がありました。この地震が発生するまでは「日本海では津波はない」という俗説がもっともらしく流布しており、日本海側の住民には津波への警戒心が足りなかったとされています。根拠のない俗説に命をゆだねるより、気象庁の津波情報に耳を傾けましょう。

3.避難に車は使わない
原則として、車で避難するのはやめましょう。1993年の北海道南西沖地震の際、奥尻島では車で避難した人が続出、狭い道路が渋滞してしまい、そのために津波にのみ込まれて命を落としてしまった人も多かったのです。

4.「遠く」よりも「高く」
すでに浸水が始まってしまった場合などは、思うように避難できません。遠くよりも高い場所、例えば近くの背の高い頑丈なビルなどに逃げ込みましょう。ただ、その場合でも、できるだけ海岸から離れたビルを選ぶのが賢明です。

海岸にいたときの対応

  • 避難の指示や勧告を待つことなく、安全な高台や避難地を目指しましょう。
  • 近くに高台がない場合は、警報で発表されている津波の高さよりも高い建物を目指し、上に上がりましょう。
  • 津波は繰り返し襲ってくるので、いったん波が引いても、津波警報や避難勧告・指示が解除されるまでは絶対に戻ってはいけません。
  • 海水浴中の場合は、監視員やライフセーバーの指示に従って避難しましょう。

川のそばいたときの対応

  • 津波は、川をさかのぼりますので、上流側に避難しても津波は追いかけてきます。流れに対して直角方向にすばやく避難しましょう。

津波や津波避難に関するマークを覚える

総務省消防庁では、津波や津波避難に関する統一的な表示マーク3種類を定めています。津波の危険がある沿岸部では、これらのマークをしっかり覚えておきましょう。

津波注意
(危険地域)
津波避難場所 津波避難ビル
「地震が起きた場合、津波が来襲する危険性が高い地域」を表します。 「津波に対して安全な避難場所・高台」を表しています。 「周りに高台がない場合に利用する。津波から避難できる高さ・耐震を有するビル(津波避難ビル)」を表しています。
津波注意(危険地域) 津波避難場所 津波避難ビル